山口ラグビースクール 通常の練習

2025/09/29

2025.9.27山口ラグビースクール「通常の練習」を視察いたしました。

 山口ラグビースクールは、ラグビーの指導を通して、相手を思いやる心や

チームプレーの素晴らしさを体験し、心身ともにたくましく、健全な青少年

の育成を行うことを目的として活動されておられます。

その通常の練習を当財団の首藤裕司評議員が視察いたしました。

(以下、首藤評議員の視察報告書より抜粋しております。)

 事務担当者にお伺いしたところ、同スクールは約40年の歴史のあるラグビース

クールであるとのことでした。

 小学生約30名が元気よくラグビーの練習(低学年は別にタグラグビーのグルー

プ練習)に取り組んでいました。

 視察した際は、指導者6人の方がグループに分かれて、ボールを使ったパスや

キャッチの練習、ゲームなどを指導されていました。

ラグビーとサッカーの経験者が2人いるだけで、OBを含む保護者の方々が面白く

なって指導も引き受けていらっしゃるということでした。

お母さんたちも熱心に練習を見守っていました。

 ラグビーは、日本でワールドカップが開かれたこともあり、ファンも多いスポ

ーツですが、九州や関西地方に比べると、山口県下では高校でも部活動のある

学校は少なく、中学校でもほとんど実施されていないために、サッカーや野球に

比べると、小学生が関わることがはるかに少ないスポーツです。

そのような中、スクールの子供たちは、女の子2人も含めて楽しくかつ真剣に取り

組んでおり、とても好感が持てました。

 週末の10月4日、5日は、筑豊のチームが来県して県内のチーム(山口、周南、宇部、

小野田など)と合同練習する予定があるとか。

10月19日には、県大会も予定されており、低学年にはタグラグビーの試合も設定されて

います。

11月には、中国大会もあるようです。

昨年度はこの大会からつながる全国大会にも出場したとのことでした。

 7月には椹野川でアユのつかみ取りやバーベキューを実施するなど、親睦行事も行って

おり、保護者の協力に支えられ元気いっぱいの素敵な団体であると感じました。

 

※用語解説:タグラグビーとは

 ラグビーの大きな特徴は、タックルに代表される激しい身体接触にあるが、タグラグビーでは

それらの身体接触を一切排除しているため、安全に楽しむことができる。

 腰のベルトに左右2本のタグ(リボン)をつけ、ボールは、ラグビーと同じ楕円球で、相手の

ゴールラインを越えたところにボールを置けばトライで得点(1点)となる。

 ボールを抱えて走って攻めてくる相手に対して、守るプレイヤーはタックルして止める代わりに、

そのタグをとることで、攻める方は必ず前進をストップしてパスしなければならないというルール

になっている。

小学校の体育のボールゲームとしても実施されている。