千種の会 児童・生徒の尺八・琴の体験活動

2012/11/29

千種の会による「尺八・琴の体験活動」が、萩市立明木小学校で開催されました。

 11月29日、萩市立明木小学校において、千種の会による「尺八・琴の体験

活動」が開催され、参加させていただきました。

千種の会では、県内の小中学校に尺八や琴を持参して、子ども達に生の演奏

にふれさせ、実際に演奏出来るように手ほどきする活動をされておられます。

 

 最初に、琴と尺八による、八橋検校作曲の「六段の調」という箏曲の演奏を

聴かせていただきました。

その後、千種の会の皆さんへの感想や質問との問いかけに

「強弱があって、綺麗な音色だった。」

「左手と右手の動きが違っていて、すごいなと思った。」

「音が揺れるのが面白かった。」

など、次々に発言があり、児童の皆さんが、琴や尺八にとても興味を持って

いることがわかりました。

 次に、千種の会の藤田さんより、琴の楽譜について説明がありました。

↓ のように、音符が数字で表されていて、児童だけでなく先生方も

「初めて見ました。」と、述べられてました。

 他にも、琴についての豆知識など、面白く説明がされて、一気に和やかな

雰囲気になりました。

ちなみに、琴は 「一面(いちめん)、二面・・・」と数えるそうです。

 説明の後は、日本の童歌を4曲と「ジングルベル」の演奏でした。

「ジングルベル」には、児童も鈴で参加して、楽しい合奏になりました。

 いよいよ、琴の練習です。曲目は、「さくらさくら」です。

初めて、琴にふれるという児童達に、「千種の会」の皆さんが、丁寧に教えて

おられ、児童も熱心に説明を聞いていました。

 

  「琴爪」を、はめるの面白いらしく、手を広げて嬉しそうに眺めている児童も

いました。

  「緊張して、手に力が入りすぎる。」

など、口にしながら、それぞれ頑張って練習していました。

  話しかけるのをためらうほどに、どの児童も熱心に練習しています。

  

 弾けるようになった児童に、先生が教わっていました。

 30分弱の練習の後、5年生と6年生に分かれて、「さくらさくら」を演奏しました。

楽譜を読み取ることから、大変ではと思いましたが、短い時間の練習しかしてい

ないと思えないほどの素晴らしい演奏に驚きました。

 「とっても楽しみにしていました。弾けるようになって嬉しい。」

「ありがとうございました。また、弾きたいです。」

と、最後に児童が、お礼と感想を述べました。

限られた時間でしたが、児童達は、積極的に取り組みとても楽しそうでした。

琴や奏台を持ち運ぶだけでも、大変で、ご苦労の多い事業だと思いますが、

楽しそうな児童の様子を見せていただいて、今後も頑張って活動を続けて

いただきたいと思いました。